「1980年築のマンションだけど、古すぎて売れないのでは?」
「旧耐震マンションだと住宅ローンが使えず、買主が見つからないと聞いた」
「耐震診断をしてから売った方がいい?」
「リフォームしないと売却できない?」
大阪市内で築年数の古いマンションを所有している方から、このような不安を聞くことがあります。
結論からいうと、旧耐震基準で建てられたマンションだからという理由だけで、売却できないと決まるわけではありません。
ただし、新耐震基準のマンションと比較すると、買主が耐震性を気にする可能性があり、住宅ローンの利用条件、耐震診断の有無、管理状態、修繕履歴、将来の建替えなど、確認される項目が増えやすくなります。
ここで最初に整理しておきたいのが「1981年」という基準です。
一般に旧耐震・新耐震の境目として1981年が使われますが、正確には1981年6月1日以降に建築確認を受けた建物には新耐震設計法が適用されます。住宅金融支援機構の【フラット35】でも、建築確認日が1981年6月1日以後であることを耐震性に関する基準の一つとし、1981年5月31日以前の場合には所定の耐震評価基準等への適合を求めています。
そのため、「1981年完成だから必ず旧耐震」「1982年完成だから絶対に新耐震」と竣工年だけで判断するのではなく、建築確認日などの資料を確認することが大切です。
また、国土交通省は昭和56年以前に建築された建物について、耐震基準強化前のいわゆる旧耐震基準で建築され、耐震性が不十分な建物も多く存在するため、耐震診断によって耐震性を把握することを推奨しています。
だからといって、売主が自分の判断で耐震診断や大規模なリフォームを実施してからでなければ売却できないわけではありません。
旧耐震マンションの売却で重要なのは、築年数だけで価値を決めるのではなく、立地・管理状態・耐震性に関する資料・修繕履歴・専有部分の状態・住宅ローン利用の可能性・現在の市場価格を一つずつ確認し、そのマンションに合った売却方法を選ぶことです。
大阪市内には、梅田・中之島・天満・京橋・本町・谷町・天王寺など、築年数が経過していても交通利便性の高いエリアがあります。
マンションは建物の新しさだけでなく、駅からの距離、生活利便性、専有面積、間取り、管理状態など複数の条件で評価されます。
「旧耐震だから売れない」と最初から大幅な値下げをするのではなく、まず現在の市場価値とマンション固有の条件を整理することから始めましょう。
そもそも「旧耐震マンション」とは?
一般に旧耐震マンションとは、1981年の耐震基準改正より前の基準で建築されたマンションを指します。
ただし、不動産広告などで目にする「築年月」と、耐震基準を判断する際の「建築確認日」は同じではありません。
建物は建築確認を受けてから工事を行い、完成します。
そのため1981年前後に完成したマンションでは、完成年月だけを見て新耐震か旧耐震かを正確に判断できない場合があります。
住宅金融支援機構では、建築確認日が1981年5月31日以前の場合、一定の耐震評価基準等への適合を求めています。建築確認日が確認できない場合には、新築年月日が1983年3月31日以前かどうかを用いる取扱いも設けています。
したがって、売却予定のマンションが1980年、1981年、1982年頃に建築されている場合は、築年月だけを見て判断せず、管理組合や管理会社に保管資料を確認することが重要です。
旧耐震だから「危険なマンション」とは一律に判断できない
旧耐震基準という言葉を見ると、
「地震が来たら危険」
「耐震性がない」
「買ってはいけないマンション」
という印象を持つ方もいます。
しかし、旧耐震基準で建築されたという事実だけで、個々のマンションの現在の耐震性能を断定することはできません。
耐震診断を実施し、必要な耐震性が確認されているマンションもあります。
耐震改修を実施しているマンションもあります。
反対に、耐震診断を実施しておらず、現在の耐震性について具体的な資料がないマンションもあります。
売却するときに重要なのは、「旧耐震です」という情報だけではありません。
耐震診断を実施しているのか。
結果はどうだったのか。
耐震改修を行っているのか。
大規模修繕は適切に実施されているのか。
管理組合で耐震化についてどのような議論が行われているのか。
こうした具体的な情報を確認することで、買主へ説明できる内容が変わります。
スタッフ植松「旧耐震マンションの査定では、私は『築年数が古いから安い』と単純に判断しないことが重要だと考えています。同じ1970年代築でも、駅徒歩3分で管理状態が良く、修繕履歴や耐震関係の資料が整理されているマンションと、管理状況が分からないマンションでは、買主が感じる安心感が違います。まず建物について分かっている情報を集めることが、価格を考える第一歩です。」
1981年以前でもマンションの売買契約はできる
旧耐震マンションだからといって、不動産売買そのものが禁止されているわけではありません。
実際の中古マンション市場では、昭和40年代、50年代に建築されたマンションも売買されています。
問題は「売れる・売れない」という二択ではなく、どの買主なら購入できるのか、どの価格なら比較対象に入るのかという点です。
たとえば、新築や築浅だけを探している買主には選ばれにくいでしょう。
一方で、
駅近を優先したい。
希望エリアの購入価格を抑えたい。
室内を自分でリノベーションしたい。
広さを優先したい。
賃貸ではなく所有したい。
という買主には、築年数が古くても候補になる可能性があります。
売主として重要なのは、新耐震マンションと同じ見せ方をすることではありません。
旧耐震マンションを検討する可能性がある買主に対して、そのマンションならではの価値を伝えることです。
旧耐震マンションは住宅ローンが使えない?
「旧耐震マンションは住宅ローンが使えないから売れない」と言われることがありますが、これも一律ではありません。
金融機関や住宅ローン商品によって、物件に対する審査基準は異なります。
また、買主本人の収入や勤務状況だけでなく、マンション自体の担保評価なども関係します。
たとえば【フラット35】では、建築確認日が1981年5月31日以前の中古住宅について、住宅金融支援機構が定める耐震評価基準等への適合が必要です。マンションについては、構造形式、平面形状、セットバック、ピロティ部分などを確認する基準が設けられています。
つまり、「旧耐震だから必ず利用できない」という制度ではなく、一定の耐震性に関する確認が必要になる仕組みです。
売却時には特定の金融機関だけを見て「ローンが使えない物件」と決めつけず、物件資料を整理したうえで確認することが重要です。
住宅ローンが使いにくいと売却価格へ影響する理由
中古マンションの主な買主は、購入資金として住宅ローンを利用することがあります。
仮に4,000万円のマンションを購入したい人がいても、そのマンションについて希望する住宅ローンを利用できなければ、購入を断念する可能性があります。
買主候補が減れば、売却価格にも影響することがあります。
ここで重要なのは、旧耐震という言葉そのものより、実際に購入できる買主の範囲がどこまで広いかです。
住宅ローンを利用できる買主が多い物件なら市場性を保ちやすくなります。
利用できる金融機関や商品が限定される物件では、購入者側の資金計画に制約が生まれます。
現金購入者や自己資金の多い買主が中心になるなら、価格設定もその買主層を意識する必要があります。
そのため査定時には、単に周辺マンションの㎡単価を当てはめるだけではなく、旧耐震であることが実際の購入層へどの程度影響するのかまで考える必要があります。
耐震診断を実施しているか確認する
旧耐震マンションを売るなら、管理組合や管理会社へ耐震診断の実施状況を確認しましょう。
耐震診断を実施済みなら、その結果に関する資料があるか確認します。
耐震改修まで行っているなら、工事内容や実施時期などの資料も確認します。
売主個人が知らなくても、管理組合では過去に議論されている可能性があります。
総会議事録。
長期修繕計画。
重要事項調査報告書。
耐震診断報告書。
耐震改修関係資料。
こうした書類から情報を確認できることがあります。
「古いから耐震性が心配です」という状態と、「旧耐震ですが、耐震診断についてこの資料があります」という状態では、買主へ提供できる情報量が違います。
大阪市にはマンションの耐震化補助制度がある
大阪市では2026年度も、一定の要件を満たす民間マンションについて耐震診断・耐震改修設計・耐震改修工事の費用を補助する制度を実施しています。
対象には、大阪市内にある民間所有の3階建て以上の非木造共同住宅で、1981年5月31日以前に建築確認を受けて建築されたことなどの条件があります。
2026年度は耐震診断について補助率3分の2・1棟300万円を上限とするなど、耐震改修設計や耐震改修工事にも補助制度が設けられています。ただし申請要件や予算、期限があり、対象になるかは個別確認が必要です。
マンションの耐震診断や改修は一住戸の所有者だけで自由に実施できるものではありません。
共用部分を含む建物全体の問題であるため、管理組合としての検討が必要になります。
売却を考えた所有者が「売る前に自分だけで耐震改修しておこう」という性質のものではない点に注意しましょう。
耐震診断をしていないマンションは売れない?
耐震診断をしていないからといって、直ちに売却できなくなるわけではありません。
ただし買主から、
「耐震診断はしていますか?」
と質問されたときに、
「分かりません」
で終わるのと、
「管理組合へ確認しましたが、現在は実施されていません」
と事実を確認したうえで回答するのでは印象が違います。
さらに総会議事録を確認し、過去に耐震診断について検討した履歴があるのか、今後の予定があるのかを把握できれば、買主が判断する材料になります。
売却で重要なのは、都合の悪い情報を隠すことではありません。
分かっていることと分かっていないことを整理し、正確に説明できる状態にしておくことです。
耐震診断の結果が良くなかった場合はどうする?
耐震診断済みだからといって、必ず売却に有利な結果とは限りません。
耐震性能が十分ではないという結果が出ている場合もあります。
このような場合に、その情報を伏せて販売することは避けるべきです。
買主が購入判断をするうえで重要な情報となる可能性があるため、宅地建物取引業者と相談しながら適切に説明する必要があります。
一方、耐震診断の結果だけを見て「もう売れない」と判断するのも早計です。
耐震改修計画があるのか。
管理組合でどのような対応を検討しているのか。
立地や土地持分にどの程度の価値があるのか。
購入価格を抑えて取得したい需要があるのか。
といった条件によって売却可能性は変わります。
管理状態は築年数以上に重要なことがある
旧耐震マンションを検討する買主は、建物が古いことを最初から理解しています。
そのうえで気にするのが、「これまでどのように管理されてきたのか」です。
たとえば築45年でも、
定期的に大規模修繕が行われている。
外壁や屋上防水が補修されている。
給排水管について対策が行われている。
エレベーターが更新されている。
共用部が清潔に保たれている。
長期修繕計画が整備されている。
修繕積立金が計画的に管理されている。
というマンションなら、築年数だけでは分からない管理状況を買主へ示せます。
反対に建物が比較的新しくても、修繕計画や管理状況に不安があれば購入を慎重に考える人はいます。
旧耐震マンションほど「何年築か」だけではなく、「その年月をどう管理してきたか」を確認することが重要です。
修繕積立金の状況を確認する
マンション売却では、月々の修繕積立金額だけを確認すればよいわけではありません。
管理組合全体の積立状況や将来の修繕計画も重要です。
築年数の古いマンションでは、エレベーター、給排水設備、外壁、防水などの更新・修繕費用が大きくなることがあります。
耐震改修を予定している場合には、さらに大きな支出が必要になる可能性があります。
買主からすると、購入後に多額の一時金が必要になる可能性があるかどうかは重要な判断材料です。
売却前に管理会社から必要な資料を取得し、現在の修繕計画や積立状況を確認しておきましょう。
総会議事録から将来のリスクが見えることがある
管理組合の総会議事録には、マンションの将来に関わる重要な議題が記録されていることがあります。
耐震診断。
耐震改修。
大規模修繕。
給排水管更新。
修繕積立金の値上げ。
一時金徴収。
建替え。
敷地売却。
こうした議題が検討されている可能性があります。
売却する直前になって「来年から修繕積立金が大幅に上がる予定だった」と分かるより、査定段階から把握しておく方が販売価格や売却時期を判断しやすくなります。
旧耐震マンションでは専有部分だけを見て査定するのではなく、管理組合の状況まで含めて確認することが重要です。
室内をフルリフォームすれば高く売れる?
築40年以上のマンションでは、売却前のリフォームを検討する方も多いでしょう。
キッチンを交換する。
浴室を交換する。
フローリングを張り替える。
壁紙を交換する。
間取りを変更する。
500万円、800万円と費用をかければ高く売れるように思えます。
しかし、旧耐震マンションではリフォーム前に考えたいことがあります。
買主が気にしているのが室内の古さだけとは限らないからです。
建物全体の耐震性や管理状態、住宅ローンの利用条件を気にしている買主に対して、売主が専有部分へ800万円をかけても、その費用をそのまま売却価格へ上乗せできるとは限りません。
また、築古マンションを探す買主には「安く買って自分好みにリノベーションしたい」という層もいます。
売主が先に内装を完成させることで、かえってその需要を取りこぼす可能性もあります。
リフォーム前に2つの査定価格を比較する
売却前にリフォームを考えているなら、
現況のまま売る場合の査定
と
リフォーム後を想定した査定
を比較すると判断しやすくなります。
たとえば現況なら2,300万円、500万円のリフォーム後なら2,650万円程度での成約が見込まれるとします。
単純に考えれば350万円価格が上がりますが、リフォームには500万円かかっています。
これなら売主の手取りが増えるとは限りません。
反対に100万円程度の最低限の補修で、内覧時の印象が改善し、売却価格や売却期間に十分な効果が期待できるなら検討する価値があります。
大切なのは「きれいにすれば高く売れる」という感覚ではなく、費用をかけた結果、手取りが増えるかどうかです。
スタッフ植松「旧耐震マンションでは、売却前に高額なリフォームをするより、まず『現況ならいくら』『最低限整えたらいくら』『リノベーション前提の物件として売ったらどうか』を比較した方がよいケースが多いと感じます。築古マンションを探している買主には、自分でリノベーションしたい人もいるため、売主が先回りして工事することが必ずしも有利とは限りません。」
旧耐震マンションは「立地」が大きな武器になる
マンションの価値は建物だけでは決まりません。
駅徒歩3分と駅徒歩20分では需要が違います。
大阪市中心部へのアクセスも重要です。
周辺にスーパー、病院、学校、商業施設などがあるかも購入判断へ影響します。
特に大阪市では、土地が限られた利便性の高いエリアに築古マンションが建っているケースがあります。
新築マンションでは手が届きにくいエリアでも、築古なら予算内で購入できることがあります。
そのため広告では、
「築45年」
だけを強調するのではなく、
駅徒歩○分。
複数路線利用可能。
専有面積○㎡。
南向き。
角住戸。
眺望。
周辺生活施設。
リノベーション向き。
など、買主にとってのメリットを具体的に伝えることが重要です。
大阪市中心部なら築年数だけで判断しない
北区、中央区、西区、福島区、天王寺区、都島区など、大阪市中心部やその周辺では、古いマンションでも交通利便性によって需要が期待できることがあります。
特に駅から近く、専有面積が比較的広いマンションでは、「新築より価格を抑えながら便利な場所に住みたい」という買主と相性があります。
また、築古マンションでは建物価格だけでなく、土地持分や敷地の立地条件が資産価値を支える場合があります。
同じ築45年でも、
郊外で駅から遠いマンション。
大阪市中心部の駅徒歩3分のマンション。
では市場の見方が異なります。
そのため、「築40年以上だから㎡単価はいくら」と一律に計算するのではなく、同じマンションや近隣の築古マンションの成約事例を確認することが重要です。
同じマンションの成約事例を優先する
マンション査定で有力な参考になるのが、同じマンション内の過去の成約事例です。
たとえば同じマンションで、
65㎡・5階・2,500万円。
70㎡・8階・2,850万円。
60㎡・3階・2,250万円。
という取引があれば、自分の住戸を考える重要な材料になります。
ただし、そのまま価格をコピーするわけではありません。
成約時期。
階数。
方角。
専有面積。
角部屋か中住戸か。
室内状態。
眺望。
リフォーム履歴。
などを調整します。
旧耐震マンションでは周辺の新耐震マンションだけを比較対象にすると、適正価格を見誤ることがあります。
まず同一マンション。
次に近隣の同年代・類似条件のマンション。
そのうえで現在販売中の競合物件を見るという順番が分かりやすいでしょう。
売出価格と成約価格を混同しない
インターネットで検索すると、同じマンションが3,000万円で販売されていることがあります。
それを見て、
「うちも3,000万円で売れる」
と思うかもしれません。
しかし、掲載されている価格は基本的に売主の希望を反映した売出価格です。
実際にその金額で成約するとは限りません。
3,000万円で半年掲載されている物件なら、むしろ市場ではその価格で購入者が決まっていないという情報でもあります。
査定では売出価格だけではなく、実際の成約事例を重視します。
そして現在の競合物件を見ながら、自分の住戸をどの位置に置けば買主から比較してもらえるかを考えます。
安く出せば売れるとは限らない
旧耐震マンションの所有者がやりがちな判断の一つが、最初から大幅に安くすることです。
「どうせ古いから相場より500万円安くしよう」
と考えるかもしれません。
しかし、買主が購入をためらっている原因が価格ではなく、耐震性に関する情報不足なら、値下げだけでは解決しないことがあります。
耐震診断の有無が分からない。
修繕履歴が分からない。
管理状態が分からない。
住宅ローンを使えるか分からない。
将来の大規模修繕が分からない。
こうした不安を残したまま価格だけを下げると、「何か問題があるから安いのでは」と受け取られることさえあります。
まず情報を整理し、そのうえで市場に合った価格を設定することが重要です。
築古マンションほど「資料」が販売力になる
新築マンションなら、建物について多くの情報が揃っています。
一方、築40年、50年と経過したマンションでは、購入検討者が過去の履歴を気にします。
そのため、
長期修繕計画。
修繕履歴。
管理規約。
総会議事録。
耐震診断関係資料。
耐震改修関係資料。
管理費・修繕積立金。
大規模修繕予定。
こうした情報を整理しておくことが販売力につながります。
「古いですが大丈夫です」と説明するより、
「2022年に大規模修繕実施」
「給排水設備は○年に更新」
「耐震診断については管理組合で○年に検討」
と具体的に説明できる方が、買主は判断しやすくなります。
管理費・修繕積立金が高いマンションはどう売る?
築古マンションでは、新築時より管理費や修繕積立金が上がっている場合があります。
買主は住宅ローンだけでなく、毎月の固定費としてこれらを負担します。
たとえば住宅ローン返済が月8万円でも、管理費と修繕積立金が合計4万円なら、毎月12万円程度の住居関連負担になります。
そのため売却価格を考えるときには、物件価格だけでなく購入後のランニングコストも意識する必要があります。
ただし、修繕積立金が高いから悪いマンションとは限りません。
必要な修繕に備えて適切に積み立てている結果として金額が高くなっている可能性もあります。
金額だけではなく、長期修繕計画や積立状況と合わせて判断します。
一時金の予定があるなら早めに確認する
大規模修繕や耐震改修に関連して、区分所有者から一時金を徴収する計画がある場合には注意が必要です。
たとえば売却価格2,500万円のマンションで、購入後すぐに100万円の一時金負担が予定されていれば、買主にとって実質的な取得負担は増えます。
販売開始後に分かると、価格交渉や契約条件に影響する可能性があります。
売却前に総会議事録などを確認し、大きな支出予定がないか把握しておきましょう。
建替えの話が出ているマンションはどう考える?
築年数がかなり経過したマンションでは、管理組合で建替えについて検討されていることがあります。
「建替えれば新築になるから高く売れる」と単純には考えられません。
建替えには区分所有者間の合意形成や事業計画、費用負担など多くの要素があります。
検討が始まっていることと、実際に建替えが決定していることは別です。
売却時には、現在どの段階まで進んでいるのかを確認することが重要です。
検討段階なのか。
具体的な決議があるのか。
費用負担の試算があるのか。
今後のスケジュールが示されているのか。
曖昧な情報を「もうすぐ建替えになります」と買主へ伝えるのは避けるべきです。
確認できた事実を基準に説明しましょう。
相続した旧耐震マンションは早めに資料を確認する
親から相続したマンションが1970年代築というケースもあります。
相続人本人はそのマンションに住んだことがなく、
管理状況を知らない。
リフォーム履歴を知らない。
耐震診断をしたか分からない。
管理組合の状況を知らない。
ということも珍しくありません。
この状態で査定価格だけを見ても、本当の売却条件は分かりません。
まず管理会社へ連絡し、管理費・修繕積立金の金額、滞納の有無、修繕履歴、長期修繕計画などを確認します。
相続したマンションが空き家なら、毎月管理費・修繕積立金、固定資産税などの負担が続きます。
「もう少し価格が上がるまで待つ」という判断をするなら、待つ間にかかる保有コストも計算する必要があります。
空室にしてから売るか、住みながら売るか
現在住んでいる旧耐震マンションを売る場合、住みながら販売することもできます。
空室にしてからでなければ売れないわけではありません。
住みながら売るメリットは、先に引越し費用や新居の家賃などが発生しにくいことです。
一方、空室なら買主が室内を確認しやすく、リノベーション後のイメージを作りやすい場合があります。
築古マンションでは家具がなくなることで室内の古さが目立つこともあるため、どちらが有利かは住戸によります。
売却期限や住み替え計画と合わせて判断しましょう。
旧耐震マンションこそ写真の見せ方が重要
築古マンションの広告写真で、外観の古さばかりが目立つと、買主はクリックする前に候補から外すことがあります。
だからといって古さを隠すわけではありません。
そのマンションの魅力を適切に見せることが重要です。
室内の日当たり。
バルコニーからの眺望。
広いリビング。
収納。
駅までのアクセス。
周辺環境。
エントランスの管理状態。
共用部の清潔感。
こうした情報を写真と文章で伝えます。
リノベーション前提なら、間取り図を見やすく掲載し、「自分ならどう変えるか」を想像してもらう方法もあります。
「リノベーション向き」として販売する方法
築古マンションでは、室内設備が古いことを弱点として隠すより、リノベーション前提の購入者へ訴求する方が合うことがあります。
特に、
立地が良い。
専有面積が広い。
間取り変更の可能性がある。
価格が新耐震・築浅マンションより抑えられる。
という住戸では検討余地があります。
売主が500万円かけて好みの内装にするより、500万円安い状態で買主が自分の好きなリノベーションをする方が双方にとって合理的なこともあります。
ただし、管理規約によってリフォームできる範囲や床材などに制限がある場合があります。
「自由にリノベーションできます」と安易に広告せず、管理規約を確認したうえで表現しましょう。
一般の買主だけでなく買取も比較する
旧耐震マンションで、
耐震関係の資料が少ない。
住宅ローン利用に制約がある。
室内の傷みが大きい。
早く現金化したい。
相続後すぐに整理したい。
という場合には、不動産会社による買取を比較する方法もあります。
買取では、不動産会社が購入後にリフォームや再販売を行うことを前提として検討するため、一般の買主には販売しにくい状態でも価格が提示されることがあります。
ただし、一般の個人へ仲介で売る場合より買取価格が低くなる可能性があります。
そのため、
現況で仲介した場合の想定成約価格。
売却までの想定期間。
必要なリフォーム費用。
保有期間中の管理費・修繕積立金。
買取価格。
を比較します。
価格だけでなく時間と費用を含めた手取りで判断することが大切です。
「仲介で半年」と「買取ですぐ」を数字で比較する
たとえば仲介なら2,500万円程度で売れる可能性があり、買取なら2,100万円だったとします。
価格差だけを見ると400万円あります。
これなら仲介の方が圧倒的に有利に見えるでしょう。
しかし、仲介で売れるまで1年かかり、管理費・修繕積立金・固定資産税・住宅ローンなどの負担が続く場合には、その費用も考える必要があります。
反対に、仲介でも2〜3か月程度で十分売却できる立地なら、急いで安く買取へ出す必要はないかもしれません。
旧耐震だから買取しかないわけではありません。
まず仲介市場でどの程度の需要が期待できるのかを確認し、そのうえで買取価格を比較する方が判断しやすくなります。
売却価格を決めるときは「新耐震との差」を固定率で考えない
「旧耐震なら新耐震より20%安い」
「築40年を超えたら半額」
といった一律の値下げルールはありません。
価格差はマンションごとに異なります。
たとえば駅徒歩2分の旧耐震マンションと、駅徒歩15分の新耐震マンションなら、必ず後者が高いとは限りません。
また、同じ旧耐震でも耐震改修済みかどうか、管理状態がどうかによって買主の評価は変わります。
査定では、
同一マンションの成約事例。
周辺の類似築古マンション。
新耐震マンションとの価格差。
現在販売中の競合物件。
を比較しながら価格を決めます。
「旧耐震だから○%引き」という機械的な査定だけで判断しないことが重要です。
住宅ローン残高があるなら先に完済可能性を確認する
築年数が古くても、住宅ローンが残っている場合があります。
たとえば住み替えで購入したマンションだったり、過去に借換えをしていたりするケースです。
売却するなら現在のローン残高を確認し、想定成約価格から売却費用を差し引いて完済できるかを確認します。
査定価格2,000万円。
住宅ローン残高1,700万円。
売却費用100万円。
なら、単純計算では200万円程度の余裕があります。
一方、ローン残高2,100万円なら、売却価格によっては自己資金が必要になる可能性があります。
旧耐震という理由だけで大幅値下げすると、住宅ローンを完済できなくなることもあるため、価格設定は残債と合わせて考える必要があります。
マイホーム売却の税金も確認する
旧耐震マンションだからといって、売却時の税金について特別に別の計算になるわけではありません。
土地・建物を売却して譲渡益が生じた場合には、基本的に売却代金から取得費と譲渡費用などを差し引いて譲渡所得を計算します。
マイホームを売却した場合には、一定の要件を満たすことで、所有期間の長短にかかわらず譲渡所得から最高3,000万円を控除できる特例があります。
築40年以上のマンションでは、購入時の売買契約書や領収書が見つからないことがあります。
相続した物件では、親が購入した当時の書類を相続人が持っていないこともあります。
税額計算に関係する可能性があるため、売却前に古い契約書や購入関係書類を探しておきましょう。
所有期間が長いマイホームでは軽減税率も確認する
長期間所有してきたマイホームなら、3,000万円特別控除だけでなく軽減税率の特例を利用できる場合があります。
国税庁によると、売った年の1月1日時点で所有期間が10年を超えるマイホームについて一定の要件を満たす場合、3,000万円特別控除を適用した後の課税長期譲渡所得に軽減税率を適用できます。
旧耐震マンションは所有期間が長いケースも多いため、売却益が大きく出る場合には税制を確認しておく価値があります。
ただし、各種特例には細かな要件があります。
実際の適用については税務署や税理士などへ確認しましょう。
相続したマンションなら取得時期にも注意する
親から相続した旧耐震マンションを売る場合、「相続したのは去年だから所有期間1年」と単純に考えないようにしましょう。
譲渡所得の計算では取得時期などについて相続特有のルールがあります。
また、購入時の取得費資料が残っているかどうかも税額へ影響する可能性があります。
相続後に空き家になっているマンションなら、売却まで管理費・修繕積立金などが発生します。
税金だけではなく保有コストまで含めて、「いつ売るか」を判断することが重要です。
耐震改修が予定されているなら売る時期をどう考える?
管理組合で耐震改修が具体的に予定されている場合、
「工事が終わってから売った方が高いのでは?」
と考えることがあります。
確かに、耐震改修後の方が買主へ説明しやすくなる可能性はあります。
しかし、工事完了まで2年かかり、その間に修繕積立金や管理費を払い続けるなら、待つことが必ず有利とは限りません。
さらに耐震改修に伴って一時金負担が発生する場合もあります。
たとえば工事完了後に売却価格が200万円上がると予想しても、2年間の保有費と一時金で200万円以上かかるなら、手取りでは改善しない可能性があります。
「改修後なら高く売れる」という価格だけではなく、
改修完了までの期間。
一時金。
管理費・修繕積立金。
住宅ローン。
固定資産税。
売却価格の上昇見込み。
を比較しましょう。
建替え期待だけで売却を待つのは慎重に
築古マンションでは、「いつか建替えになれば価値が上がるのでは」と考える所有者もいます。
しかし、マンションの建替えは短期間で簡単に決まるものではありません。
所有者の合意形成や事業採算性など、さまざまな条件があります。
「建替えの話が出た」というだけで、数年後に必ず新築マンションへ変わるわけではありません。
売却を待つなら、その間の保有コストと将来の不確実性も考える必要があります。
特に相続して自分では住んでいないマンションの場合、毎月数万円の管理費・修繕積立金を何年も負担することになります。
将来の期待だけではなく、現在売った場合の手取りも比較して判断しましょう。
旧耐震マンションの売却で確認したい順番
最初に、建築確認日などから耐震基準に関する情報を確認します。
次に、管理会社・管理組合へ耐震診断の有無を確認します。
耐震診断済みなら結果や改修履歴を確認します。
長期修繕計画、大規模修繕履歴、管理費、修繕積立金、総会議事録なども確認します。
そのうえで、同じマンションの過去の成約事例を調べます。
現在販売されている競合住戸も確認します。
住宅ローン利用に関する条件も確認し、どのような買主が購入候補になりやすいかを整理します。
室内が古い場合でも、すぐにリフォームせず現況査定を行います。
リフォームした場合の価格差も必要に応じて比較します。
そして、一般仲介と買取の両方を検討できる物件なら、最終的な手取りと売却期間を比較します。
この順番なら、「旧耐震だからとにかく安くする」という売却を避けやすくなります。
スタッフ植松「旧耐震マンションで一番避けたいのは、売主自身が『古いから価値がない』と思い込んでしまうことです。買主が評価するのは築年数だけではありません。立地、広さ、管理、修繕履歴、耐震関係の資料、価格を総合して判断します。だからこそ、値下げを考える前に『このマンションの何が買主に評価されるのか』を整理することが大切です。」
大阪で旧耐震マンションを売るなら「築年数以外の価値」を数字にする
大阪市内で旧耐震マンションを売却するとき、築年数を変えることはできません。
1980年築のマンションを1990年築にはできません。
しかし、売主が整理できる情報は数多くあります。
駅徒歩何分なのか。
どの路線が使えるのか。
大阪駅や本町、なんば、天王寺など主要エリアへどれくらいでアクセスできるのか。
専有面積は何㎡あるのか。
同じマンションでは最近いくらで成約しているのか。
管理費・修繕積立金はいくらなのか。
過去にどのような大規模修繕を行ったのか。
耐震診断は実施されているのか。
耐震改修履歴はあるのか。
室内をそのまま使えるのか。
リノベーション向きなのか。
こうした情報を具体的にすることで、「築45年の古いマンション」という一面的な見え方から、「駅徒歩4分、70㎡、管理状態良好、修繕履歴あり」といった物件固有の価値へ視点を変えることができます。
「新耐震より安い」を弱点だけにしない
買主にとって購入価格が抑えられることはメリットにもなります。
たとえば同じ駅で、
築10年・60㎡・5,000万円。
旧耐震・70㎡・2,800万円。
という物件があったとします。
すべての買主が築10年を選ぶわけではありません。
築年数より広さを優先する人もいます。
購入価格を抑えてリノベーションしたい人もいます。
毎月の住宅ローン負担を小さくしたい人もいます。
立地を最優先する人もいます。
重要なのは、築浅マンションと「新しさ」で競争しないことです。
価格、広さ、立地、自由にリノベーションできる余地など、旧耐震マンションを選ぶ可能性がある買主の価値観に合わせて販売する必要があります。
ただし価格だけを下げ続ける販売は避ける
売出しから1か月経っても問い合わせがない場合、すぐに値下げするのではなく原因を確認します。
広告閲覧数が少ないなら、写真やタイトル、検索条件の問題かもしれません。
閲覧されているのに問い合わせがないなら、価格や物件条件が比較対象に負けている可能性があります。
問い合わせはあるのに内覧にならないなら、耐震性や住宅ローンなどの情報不足が原因かもしれません。
内覧はあるのに購入申込みが入らないなら、室内状態や管理状況、価格などを確認します。
「売れない=価格が高い」とは限りません。
旧耐震マンションでは特に、買主の不安材料が何なのかを分析してから対策することが重要です。
売却期間を決めて販売戦略を作る
売却を急いでいないからといって、期限を決めずに高値で掲載し続ける方法が有利とは限りません。
マンションは売却中も管理費・修繕積立金などが発生します。
空室なら固定資産税や保険などの負担も続きます。
たとえば管理費と修繕積立金が月4万円なら、1年間で48万円です。
100万円高く売るために1年以上余計にかかるなら、手取りの差は小さくなる可能性があります。
そこで、
最初の1〜2か月。
3か月時点。
半年時点。
というように販売計画を決め、反響に応じて価格や広告方法を見直します。
価格を下げる場合も、理由なく少しずつ下げるのではなく、競合物件と比較して意味のある価格帯へ調整することが大切です。
旧耐震マンションでは「最高値」より手取りと確実性も比較する
売却方法を決めるときには、査定額だけでなく最終的な手取りを確認します。
たとえば、
仲介の想定成約価格 2,600万円。
売却費用 約100万円。
売却まで6か月。
その間の保有費 約30万円。
なら、単純な手取りイメージは2,470万円です。
一方、
買取価格 2,300万円。
売却費用が仲介とは異なる。
短期間で売却できる。
という条件なら、差額をどう考えるかは売主の事情によって変わります。
時間をかけても高く売りたい人なら仲介が合う可能性があります。
相続後の空き家を早く整理したい人なら、価格差と時間を比較して買取を検討する価値があります。
どちらが一律に正解ということではありません。
旧耐震マンションだからこそ売却前の情報整理が価格交渉を左右する
買主から、
「旧耐震なので300万円値引きしてください」
と言われることも考えられます。
このとき売主側に何の資料もなければ、価格交渉へ対応しにくくなります。
一方、
耐震診断について確認済み。
大規模修繕履歴あり。
長期修繕計画あり。
管理状態良好。
同一マンションで最近の成約事例あり。
という情報があれば、「旧耐震だから」という理由だけで大幅値下げを受け入れる必要があるのか冷静に判断できます。
もちろん市場価格を超えた強気な価格を維持するという意味ではありません。
買主の指摘が価格へどの程度反映されるべきなのかを、具体的な材料をもとに判断できるということです。
旧耐震マンションは「売れない」のではなく、売り方に工夫が必要
1981年以前に建築されたマンションを所有していると、「旧耐震だから売れないのでは」と不安になるかもしれません。
しかし、売却可能性を築年数だけで判断するのは早計です。
最初に確認したいのは、本当に旧耐震基準に該当するのかという点です。
新耐震基準との境目では建築確認日が重要で、住宅金融支援機構の基準でも1981年6月1日以後か、5月31日以前かによって耐震性に関する取扱いが分かれています。
旧耐震に該当する場合は、耐震診断の有無を確認します。
診断済みなら結果を確認します。
耐震改修済みなら工事内容を確認します。
診断していない場合も、その事実を把握したうえで販売方法を考えます。
さらに重要なのが管理状態です。
築年数が古くても、長期にわたり適切な修繕が行われているマンションがあります。
反対に修繕履歴や積立状況に不安があるマンションもあります。
そのため、長期修繕計画、大規模修繕履歴、管理費・修繕積立金、総会議事録などを確認します。
次に住宅ローンです。
旧耐震だからすべての住宅ローンが利用できないわけではありませんが、物件条件によって利用できる商品が限定される可能性があります。
【フラット35】でも、1981年5月31日以前に建築確認を受けた中古マンションについては、所定の耐震評価基準等への適合確認が必要です。
この違いは買主層へ影響します。
住宅ローンを利用できる買主が多ければ市場性を確保しやすくなり、利用条件が厳しければ現金購入者や自己資金の多い購入者などを意識した販売戦略が必要になります。
だからこそ、旧耐震マンションの査定では単純に周辺相場へ築年数だけを当てはめないことが重要です。
同じマンションの成約事例を確認し、階数、方角、面積、室内状態を比較します。
そのうえで周辺の同年代マンションや新耐震マンションとの価格差を確認します。
また、売却前に高額なリフォームをするかどうかも慎重に判断します。
築古マンションを購入する人の中には、自分好みにリノベーションしたい人もいます。
売主が500万円かけてリフォームしても、売却価格が500万円以上高くなるとは限りません。
まず現況査定を取り、リフォーム後の想定価格と比較してから判断する方が合理的です。
大阪市内の旧耐震マンションでは、立地が大きな価値になることもあります。
駅近、複数路線利用可能、商業施設が近い、専有面積が広いなどの条件があれば、築年数だけでは測れない需要があります。
その価値を正しく見つけ、買主へ伝えることが売却では重要です。
そして最後に見るべきなのは「いくらで売れるか」だけではありません。
売却費用。
管理費。
修繕積立金。
固定資産税。
住宅ローン残高。
売却までの期間。
必要に応じたリフォーム費用。
これらを差し引いた最終的な手取りで比較します。
マイホームの売却で譲渡益が出る場合には、一定の要件を満たせば譲渡所得から最高3,000万円を控除できる特例もあります。長期所有のマイホームでは軽減税率を利用できる場合もあるため、税金まで含めて売却後の資金を考えることが大切です。
旧耐震マンションの売却で避けたいのは、「古いから売れない」と思い込み、十分な調査をせずに価格を下げてしまうことです。
まず建築確認日を確認する。
耐震診断・耐震改修の履歴を確認する。
管理状態と修繕履歴を確認する。
住宅ローン利用の可能性を確認する。
同一マンションの成約事例を調べる。
現況のまま査定する。
必要ならリフォーム後や買取価格も比較する。
そのうえで売却価格と売却期間、最終的な手取りを比較する。
この順番で整理すれば、1981年以前のマンションであっても、その物件に合った売却戦略を立てやすくなります。
旧耐震という一つの条件だけを見るのではなく、「このマンションを今の市場で誰が、どの価値を評価して買うのか」まで考えることが、築古マンションを納得できる条件で売却するためのポイントです。
